トレーディングビュー(TradingView)とは?初心者向けに詳しく解説!

本記事ではTradingView初心者の方向を対象に、TradingViewとは一体どんなモノか?について解説していきます。

  • TradingViewってどんなチャートソフト?
  • MT4との違いは?
  • 無料で使えるの?
  • 何が凄いの?
  • 初心者でも使えるの?

このような疑問をお持ちの方は是非ご覧ください。

目次

TradingViewとは?

まずはTradingViewとは一体何か?について大まかに解説します。

  • 全世界で3,500万人以上が利用
  • ブラウザ表示でPCとスマホの同期が可能
  • 超高性能で使いやすい分析に特化したチャートツール
  • 過去のチャートを動かして検証し、自分だけの手法を作成可能
  • SNS機能で世界中のトレーダーとトレードアイディアやシステムを共有可能
  • 無料でも利用できるが、使いこなしたいなら有料版がオススメ

TradingViewは2011年にアメリカのトレーディングビュー社によってリリースされたチャート分析に特化したプラットフォームです。これまでに幾度となくアップデートが繰り返されており、FXだけでなく、商品、個別株、仮想通貨など様々な金融商品のチャートを表示&分析できるツールです。

発注機能を備えておらず、「TradingViewで分析して、他のツールで発注する」というのが基本です。(TradingViewと提携している業者なら発注可能です)

TradingViewはダウンロード形式のツールではなく、ブラウザ上で使えるため、アカウントさえあれば接続するデバイスを選びません。例えば、家ではデスクトップPCでチャートを見て、外出先ではスマホで全く同じチャートを見ることができます。

同じアカウントでログインすれば、それまでに描画したラインなどのオブジェクトも自動で同期されるのが非常に便利な点です。

例えば、パソコンで描画したラインをモバイル版でも同じように表示できます。

チャートはデザイン性が高く、ラインやボックス、フィボナッチなど、様々なオブジェクトを見やすく表示できます。また、インジケーターも豊富で、MT4と同様に世界中のプログラマーが作成したインジケーターを無料で利用可能です。

MT4で言うところの「ストラテジーテスター」に該当する機能もあり、過去のチャートを動かしながら検証したり、他のトレーダーが考案した「ストラテジー」を使って、どれくらいの収益が見込めるかを確認できます。

TradingViewの特に人気の高い機能はSNSです。
TradingViewのアカウントに紐づけされたSNSで他のトレーダーとコミュニケーションを取ったり、トレードに関するアイディアを仕入れたり、学んだり・・・と言ったことが簡単に出来るのが強みです。

TradingViewは証券会社やブローカーが提供する発注ツールではなく、あくまでもチャート分析ツールです。そのため、利用については有料となります。無料でも利用できますが、様々な制限があります。

TradingViewの凄さ

TradingViewは世界中で3500万人以上の利用者を誇るトレードツールです。
これだけの利用者がいるのには理由がありますのでご紹介していきます。

見やすいデザインと感覚的に使える高機能チャート

これは実際のTradingViewのチャートです。クリックして操作してみてください。

TradingViewは非常に視認性に優れたチャートです。配色、足の感覚、オブジェクトの色など全てが洗練されており、MT4に慣れた人が見ると、「未来感」のあるチャートになっています。

機能も優れており、デフォルトでも100種類以上のインジケーターを備えていますし、TradingViewの提供するコミュニティでは他のトレーダーの作成した10万個以上のインジケーターを利用できます。

表示できる時間足の数も充実しており、1秒足~年足まで、トレードスタイルに応じて好みの時間足が利用できます。(プランによって表示できる時間足が異なります)

検証機能が最高!

テクニカル分析を利用する手法は色々とありますが、大事なのは統計的優位性です。

統計的優位性を簡単に言えば「その手法で本当に勝てるの?」を期待値で数値化したもの。期待値がプラスなら勝てる手法と言えますし、逆にマイナスならトレードする価値の無い手法です。

この検証はトレードする上で必ずやらないといけないことですが、手間と時間がかかって、多くのトレーダーがやっていませんでした。「このやり方なら勝てるよ」という情報を信じてトレードしている方が多いのです。

しかしTradingViewであれば、簡単にトレード手法をシミュレーションして統計を出すことができます。

最初から「ストラテジー」として色々な手法を使って検証できますし、自分でも簡単に条件を作って過去の相場で検証できるので、「本当に勝てるやり方」を確認しながらトレードが出来るのです!

様々なブローカーのチャートを表示

TradingViewは独立したチャートソフトですので、複数のブローカーのチャートを表示が可能です。例えば、ユーロドル一つを取っても以下のようなブローカーの提示するレートのチャートが表示できます。

  • FXCM
  • OANDA
  • FOREX.COM
  • SAXO
  • ICE
  • WHSELFINVEST
  • CAPITALCOM
  • ETC・・・

SNSで他のトレーダーと交流ができる

TradingViewにはSNS機能が付いており、そこでは他のTradingView利用者と交流ができます。

トレーダーの相場分析、トレードアイディアの情報交換、チャート分析方法に関する学習、インジケーターのプログラムのソースの公開など、トレードに関する多くの情報が仕入れられます。

もちろん自分のアイディアや情報を発信することも可能です。

TradingView利用者は英語圏のトレーダーが多いので、SNSも英語が多くなりますが、中には日本人トレーダーも参加しています。

TradingViewは有料

TradingViewは、MT4などのブローカーが提供する発注機能を備えたチャートソフトとは異なり、基本的にはチャート分析に特化したツールです。

MT4などのツールは、ブローカーがMT4の開発元のMetaQuates社に利用料を支払っているため、我々トレーダーは無料で全ての機能を使用できます。しかしTradingViewはブローカーからは独立していますので、一部機能を除いては有料となっています。

TradingViewでは無料プランと3種類の有料プランがあります。
比較表を作りましたのでご覧ください。

Basic

Pro

Pro+

Premium

価格

無料

$12.95/月

$24.95/月

$49.95/月

広告

有り

無し

無し

無し

チャート画面分割

不可

2分割まで

4分割まで

8分割まで

チャートレイアウト保存数

1

2

4

8

表示インジ数

3

5

10

25

秒足表示

×

×

×

カスタム時間足

×

アラートの数

1

20

100

400

アラートの期限

2か月

2か月

2か月

無限

描画ツール

全て利用可能

全て利用可能

全て利用可能

全て利用可能

SNS利用

〇(広告あり)

チャートリプレイ

日足以上

全て

全て

全て

ストラテジーのバックテスト

サポート

無し

通常

優先

最優先

トレードスタイルにもよりますが、ガッツリとTradingViewを使ってトレードしていくのであれば、有料のPro以上がおススメです。

それほどインジケーターを使用せず、シンプルなチャート分析だけに使うのであれば無料のBasicでも大丈夫かもしれませんが、正直な所、広告が邪魔です。

定期的にポップアップする広告を見るたびに消去しないといけないのは、思いのほかストレスに感じます。

TradingViewから発注もできる

TradeingViewは分析用のツールと解説してきましたが、TradingViewと提携しているFX業者を利用すれば、TradingViewから直接発注することも可能です。

以下がTradingViewから発注できる業者です。

TradingViewから発注できる国内業者

  • OANDA証券
  • FOREX.com

業者によっては自社プラットフォーム内にTradingViewを組み込んだ「内蔵型」もあります。
詳しくは以下のリンクをご覧ください。

TradingViewが利用できる証券会社一覧 |

TradingViewがオススメできる人

TradingViewは常に進化を続けるトレードツールです。

感覚的に使用できて、それでいて機能も充実しています。
こう言った点から現在では多くの海外トレーダーがTradingViewを使って取引をしています。

特にTradingViewをオススメできるのは以下のような方になります。

  • チャート上にラインやボックスなどのオブジェクトを多用して表示する
  • 秒足などMT4には無い時間足を表示してトレードしたい
  • FXだけでなく、個別株、商品、インデックスなど、様々な銘柄を分析したい
  • SNSを使って、色々なトレードアイディアやインジケーターを試してみたい
  • パソコンとモバイルの両方で同じチャートを見たい

TradingViewは多くの機能を使おうとすれば有料になりますが、無料版でもそれなりのことができますので、まずは無料登録して、実際にチャートを使ってみることをお勧めします。

一度使うと、その洗練された使用感や見た目から離れられなくなること間違いなしです!

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