トレンドラインと視覚的な補助機能によって、価格の動きとトレンドの変化を分析・把握する際に役立つインジです。
短期・中期・長期のトレンドラインを同時に表示し、価格がそれぞれのトレンドラインをブレイクしたかどうかを色やマークで示します。
背景色・バーの色・ドットの表示を使って、トレンド転換やブレイクの兆候を視覚的に捉えることができますので、ブレイクアウトを狙いたい方や相場の状況を無裁量で判断したい方にお勧めです。
ラインについて
- 長期(実線):全体のトレンド方向
- 中期(破線):中期的な変動
- 短期(点線):短期的な波
ラインはすべて、Swing Point(スイングポイント)同士を接続して描かれます。例えば「Higher Low(HL)」や「Lower High(LH)」が検出されると、それを基にトレンドラインが引かれます。
HH/LLラベルと背景色の変化
HH(Higher High)や LL(Lower Low)が出現した箇所にラベルが表示されます。
- 背景色の意味:
- 緑背景:価格がベアトレンドラインを上抜け、またはHHを形成した時
- 赤背景:価格がブルトレンドラインを下抜け、またはLLを形成した時
これらのラベル・背景色は1つの選択したトレンドライン(長期/中期/短期)に連動します。
バーの色によるトレンド強弱
バー(ローソク足)の色は、終値がトレンドラインより上か下かで以下のように変化します
- 長期トレンドラインより上:
- 緑系グラデーション(短期・中期ラインを下回ると暗くなる)
- 長期トレンドラインより下:
- 赤系グラデーション(短期・中期ラインを上回ると暗くなる)
トレンドラインが一時的に表示されない時も、直近の有効なラインを基準とします。
テストされたトレンドラインの識別(ドット表示)
HLまたはLHがトレンドラインを実体でブレイクしていないが、ヒゲで突破した場合にドット表示になります。
- 青ドット:ブルトレンドライン上でヒゲが上抜け
- オレンジドット:ベアトレンドライン下でヒゲが下抜け
これはブレイク未遂またはトレンド継続・反転の兆候として重要です。
パラメーター設定

項目 | 内容 |
---|---|
Period | 「chart」:現行チャートの時間足、「1h」「1d」など高時間足も可 |
Swing Length | スイングポイントの検出に使う期間。長くするほど長期トレンドに適応 |
Style | トレンドライン・ドットの色設定 |
Term | 分析対象のトレンドライン(長期・中期・短期) |
HH/LL表示 | HH・LLのラベル表示(有無や前スイングとの比較表示も設定可) |
Background Color | 背景色の表示:選択したトレンドラインを基準に赤・緑で視覚化 |
Bar Color | 終値の位置によりバーの色を変化。上記のロジックに従って表示 |
インジケーターの追加方法
リンク先をクリックしてインジケーターのページへ飛んだら、下にスクロールして「お気に入りインジケーターに追加」のボタンをクリックします。

TradingViewのチャートを表示して、上部メニューの「インジケーター」をクリックして、「お気に入り」中にインジケーターが追加されていることを確認してください。インジケーターをクリックすると、チャートに表示されます。