TradingViewはチャートがメインかと思われるかもしれませんが、ファンダメンタルズやテクニカルで市場全体を様々な角度から見ることができる総合的な相場分析ツールです。
本記事では、TradingView初心者に向けて、どのような情報が得られるのかをご紹介します。
- TradingViewに登録したけど、これからどうやって使っていいか分からない
- チャートってどうやって表示するの?
- TradingViewで相場全体の状況を知りたいんだけど
- 情報量が多いけど、一体何を意味しているのか分からない・・・
とお困りの方はぜひご覧ください。
TradingViewの使い方
TradingViewのサイト上部には、以下のようなメニューバーがあります。
- プロダクト
- コミュニティ
- マーケット
- ニュース
- ブローカー
- 詳細
このメニューバーをクリックしていくことで、チャートを表示したり、市場全体の動きやニュースを見たり、他のトレーダーの意見を参考にすることができます。
これから一つずつ解説していきます。
全てご覧になることでTradingViewで何ができるのか?が分かると思います。
プロダクト
プロダクトでは、TradingViewで一番よく使うチャートや市場分析ができます。
マウスのカーソルを「プロダクト」に当てると、
- スーパーチャート
- スクリーナー
- 経済指標のカレンダー
と出てきます。
それぞれについて見ていきましょう。
スーパーチャート
スーパーチャートをクリックすると、チャート画面に切り替わります。
ここでは様々なインジケーターやオブジェクトを表示できます。
これぞ正にTradingViewのチャートです。
一番使うことが多いのではないかと思います。
スクリーナー
スクリーナーでは、株式から暗号通貨まで、幅広い銘柄をジャンルごとにスクリーニングできます。
例えば、スクリーナーにカーソルを当てて、FXをクリックすると、通貨ペア一覧が表示されて、それぞれの変動率やレートなどが分かりやすく表示されるようになります。
他にも、各オシレーターの値、移動平均線の値、トレンド方向なども一覧で見れますので、「どの通貨ペアが強いか、弱いか」などのスクリーニングが可能です。
同じように株式、暗号資産などを選択すると、それぞれのジャンルについてスクリーニングができます。
これを見ながら相場全体の分析をすると良いでしょう。
経済指標カレンダー
経済指標カレンダーでは、当時、翌日、週単位での経済指標が分かりやすくまとめられています。
直近の経済指標から上に並んでおり、指標名、発表時間、予測値、前回の値などが分かりやすくまとまっています。
また、カテゴリー、重要度、国ごとに分けて指標をスクリーニングできます。
トレード前には必ずチェックしておくべき項目ですね。
コミュニティ
コミュニティでは主に他のトレーダーの意見を見たり、コメントのやり取りをできる機能です。
- 概要
- ライブ配信
- トレードアイディア
- 教育アイディア
- スクリプト
それぞれについて解説していきます。
概要
概要では、「コミュニティ」全体で得られる情報が分かりやすくまとまっています。
他のトレーダーの市場分析を見たい場合は、とりあえず概要を見てみましょう。
ライブ配信
ライブ配信では、その名前の通り他のトレーダーのライブ配信動画が視聴できます。
過去の動画もアーカイブとして残っていますので、チャート分析、トレード手法の解説など、様々な動画を視聴することで、相場に対しての見識が深まるでしょう。
ライブ配信をする場合は10人以上のフォロワーのいるプレミアムメンバーである必要があります。
トレードアイディア
トレードアイディアでは、他のトレーダーのチャート分析やトレード手法解説などを見ることができます。同じチャートであっても、様々な解釈方法があり、多くのことについて学べます。
教育アイディア
教育アイディアではトレードに関する基礎的でありながらも非常に大事なことが学べます。
例えば、トレード心理学やリスクマネジメントなどです。
トレード中級者以上であっても、これらをないがしろにしたら資金を一気に失ってしまうこともあります。
スクリプト
スクリプトでは他のトレーダーが考案したインジケーターやストラテジーなどのソースコードや使い方を学ぶことができます。
TradingViewのインジケーターを使いたい方、自身で開発したい方にとっては非常に役立つコンテンツです。
マーケット
マーケットでは各国の市場、各ジャンルの市場について状況を知ることができます。取引しないジャンルであったとしても、とりあえずココをチェックしておけば、世界中の市場の動向を把握できます。
- 概要
- 国別
- スパーク
概要
概要では世界全体のマーケットの状況を把握できます。
まずは指数から始まり、日本株、世界の株、FXと通貨、先物、エネルギー、債券などの状況を一気見できます。
国別
国別の項目では、特定の国の株式市場状況を見ることができます。
例えば日本を選択すると、日本株式の一覧が表示され、それぞれの時価総額、価格、パフォーマンスが一目でわかります。また、個別株をクリックすると画面右下に更に詳しい情報が出ます。
スパーク
スパークでは、様々なジャンル別の銘柄のパフォーマンスや流れが分かります。
自分が投資したい個別株があったら、その企業のジャンル全体の流れを見ることで、業界が伸びているのか、それとも不調なのかが分かります。
ニュース
ニュースでは、その名前の通り直近のニュースをまとめてみることができます。
直近で何が起きているのか分かりますから、トレード中でも定期的にチェックしていくと良いと思います。