オーダーブロック(Orderblock)を表示し、その中で実際に何が起きているか」までを表示するインジです。
これらの情報を知ることで、本当に反発するか、それともブレイクするかの判断がしやすくなります。
普通のオーダーブロック系インジは、過去の高値安値やピボット(折り返し点)を基準にゾーンを引いて終わることが多いです。しかしこのスクリプトは、ゾーンを作る前提条件がかなり厳密です。
ポイントとしては以下の2点があります。
- オーダーブロックの条件を「異常な方向性インパルス(急加速)」に限定している
- ゾーンに価格が戻ってきた時に、下位足の出来高フットプリントをローソク足の中に重ねて表示する
オーダーブロックを厳しく限定し、さらに価格がオーダーブロックに戻ってきた時、買いが本当に入っているのか、それとも売りに吸収されているのかまでを教えてくれます。
ここがこのスクリプトの一番の特徴です。
オーダーブロックに価格が戻ってきた時、単に「タッチした」では終わらせず、内部の注文のぶつかり合いを見に行きます。
オーダーブロック内部の仕組み
このインジでは、ゾーン内に価格が入った瞬間、下位足(固定で5分足)を参照し、その価格帯にどれだけ滞在したか、買いの出来高と売りの出来高の差分(ボリュームデルタ)を求めます。
デルタがプラス寄りなら買い優勢、マイナス寄りなら売り優勢、という読みになります。
ここで、ゾーン内で出来高が積み上がり、デルタも同方向に出ると (acceptance)となり、その価格帯が市場に受け入れられている可能性を示します。
一方でゾーンに触れたがすぐ戻され、ヒゲが出て拒否されると(rejection)となり、その価格帯で反対勢力が強い可能性を示します。
この「拒否」の中でも、特に注目されるのが吸収(absorption)です。
吸収(Absorption)とは
absorptionは簡単に言うと、「見た目は抜けそうなのに抜けない」状態です。
このインジでは、拒否されたヒゲ部分(rejection wick)の中に、反対方向のデルタが表示されることをabsorptionの証拠として扱います。
たとえば買いのOBで考えると、
- 価格が買いのOBに戻り、下ヒゲで下方向へ突っ込む
- しかしそのヒゲの価格帯に「売り優勢デルタ」が出ているのに、ローソク足が戻される
という現象が起きた場合、売りが出たのに下に進めない=買いが吸収している可能性がある、とラベルを出す、という設計です。
パラメーター設定

インジケーターの追加方法
リンク先をクリックしてインジケーターのページへ飛んだら、下にスクロールして「お気に入りインジケーターに追加」のボタンをクリックします。

TradingViewのチャートを表示して、上部メニューの「インジケーター」をクリックして、「お気に入り」中にインジケーターが追加されていることを確認してください。インジケーターをクリックすると、チャートに表示されます。

